痛みの基礎知識!! 〜その①〜
痛みには、からだの不調や危険を知らせる警報としての重要な役割があることをご存知しょうか?
不快で嫌なものである反面、私たちの生命を守るための防御機能という側面も持っているのです。人は痛みがあるからこそ、生命をおびやかす危険をいち早く察知し、回避できています。では、痛みはどのようにして脳に伝わるのでしょうか。その伝達方法についてお伝えします。
~脳が痛みを認識するしくみ~
全身にあるセンサーで感知した痛みは、最終的に脳に伝わります。それでは、いったい脳のどの部分で痛みを認識するのでしょうか??
痛みの情報は、皮膚や内臓などにある感覚を伝える神経の道を通って、一度脳の中心部に集められてから、脳の外側にある一次体性感覚野へ届けられています。
一次体性感覚野は、痛みの処理に関わる部分です。帯状に広がる一次体性感覚野は、場所によってからだのどの部分の痛みを担当するかが分かれています。
痛みの情報は、視床の外側にある大脳辺縁系と呼ばれるエリアや、人の思考や意思決定に関わる前頭前野にも届けられています。大脳辺縁系は、記憶や感情をつかさどる部分です。大脳皮質が痛みの強さや強度といった感覚的な痛みの情報に関与するのに対して、大脳辺縁系は不安や恐怖など情動的な痛みの情報を受け持ちます。このように、痛みの種類によって、その情報を受け取る部分が異なっているのです。
難しい話になりましたが、このように、痛みが伝わるしくみは脳と密接に関わっています。もし痛みを感じたら、脳からの警報として捉え、放置せずに適切に治療・対処していきましょう。
今回は、その①をご紹介しました。その②では、脳と感覚の勘違い、実際に動いた時の感覚と脳のが感じるイメージとのズレについてご紹介いたしますので、ご期待ください。
安永整骨院
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